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07 07
2009

☆声の仕事をするには

声優・ナレーターになるためのルート

お待たせしました。
「声の仕事へのルート」へ話を戻しましょう。

先日も書きましたが、
声の仕事(含:顔出し)というと、大体、以下の分類になると思います。

1、声優・・・
    aアニメ声優 
    b洋画の吹き替え声優

2、ナレーター…
    a番組・VPナレーター 
    bCMナレーター

3、アナウンサー…
    a局勤めのサラリーマンアナウンサー 
    bフリーアナウンサー(含むレポーター)

4、司会…
    a冠婚葬祭系 
    bイベント系(含むタレント) 
    cセミナー系

5、DJ…
    aバイリンガル系 
    bミュージシャン系 
    cクラブDJ 
    dタレント系


では、それぞれの大まかなルートです。

*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・

1、声優系

A声優系専門学校→{養成所入所のためのオーディション}→
声優系事務所の養成所→{事務所所属のためのオーディション}→
ジュニア所属(預かり)→声優系事務所・所属

B{養成所入所のためのオーディション}→声優系事務所の養成所
{事務所所属のためのオーディション}→ジュニア所属(預かり)→声優系事務所・所属

C{劇団養成所入所のためのオーディション}→劇団の養成所
→声優系事務所の養成所(能力によってはここをパス)→{事務所所属のためのオーディション}
→ジュニア所属(預かり)→声優系事務所・所属

D{養劇団成所入所のためのオーディション}→劇団の養成所
劇団員(含:ひまわりなどの子役劇団)→{声優事務所所属のためのオーディション}
(能力によっては、オーディションなしでそのまま所属もあり)→
声優系事務所・所属 もしくは劇団系事務所・所属

現在の声優になるルートで一番多いのが、
この4つのルートだと思います。

ちなみに、専門学校も、事務所の養成所も、準所属の期間も
それぞれに2年から3年ずつかかります。
ですから、Aのコースをたどると、
「正」所属まで、 最短でも6年ほどかかります。
(専門学校に行っている間にデビュー実績ありなどと宣伝している専門学校もありますが、たいていは、その学校が持っている番組にちょっと出演した程度で、それを実績として事務所にダイレクトに所属できるのは、本当によほどの能力のある人だけです。たいていは、養成所で学びなおしになります。)

ということは、20歳でスタートすると、26歳ぐらいになってしまうのです。
しかも、26歳で正所属になったって、
すぐ食べていける程の収入を得られる人はごくごく稀です。

5年10年、いや、20年以上アルバイトで食いつないでいる人はざらです。
厳しいっすね。

というわけで、自分が何をやりたいか具体的な目標がまだ漠然としているなら、
専門学校の門をたたくのもいいでしようが、
自分の方向性がかなり明白ならば、
ダイレクトに事務所が経営している養成所に行ったほうが多少なりとも効率がよいのです。

ただし、事務所付属の養成所とはいっても、受験者のほぼすべての人を大量に受け入れる養成所は、実質、専門学校と大差はありません。
ほんとに能力の高いごく一部(0.5%以下)の人は、1年~2年で事務所にあずかりになったりしますが、
ほとんどの人は、別の養成所なり個人の指導者につくなどして勉強し続けているのです。
もちろん、難関といわれる養成所に入ったって、1~2年後にジュニア所属できるのは、10%以下です。
いくら難関養成所でも、そこに入るために専門学校に通わなければ入れない程度の人が残れる可能性はほとんどありません。)

(詳しくは☆アニメ声優になるには☆のカテゴリをご覧ください。)

また老舗の劇団も、
かなりの声優を抱えているところもありますから、
狙い目かもしれません。
(小中学生で、声優の養成所に行きたいなどという相談も時々ありますが、
へたな声優養成所などに行くよりひまわりなどの児童劇団に行ったほうがいいでしょう。
ただし、児童劇団はとてもお金がかかります。親御さんへの時間負担も大きいです。
というわけで、ご両親がお金持ちでないと、なかなか厳しいと思います。)


なお、洋画の吹き替えは、ちょっと前はマウスが強かったですが、
現在は「特にここが強い」というのが思いつきません。

実際のところ、
洋画の吹き替えは、映画界に近い世界です。
つまり、監督を中心にした「○○組」というものが存在します。
上手くその中に入り込めれば、 そこそこコンスタントに仕事が来るようですが、
どうすればその組に入れるのかは、 私はいまいちよくわかりません。(;^_^A

ただ、声優の養成所から進むより、
劇団系から進んだほうが近いような気もします。
なんといっても、劇団系の養成所の方がレッスン時間が圧倒的に多いので、
芝居を学ぶという意味では、かなり有利です。
ただし、劇団系は滑舌・アクセントには無頓着なので、
その部分の注意は必要ですが。
(もっとも、声優の養成所に行っても、注意されるだけで、どう直したらいいかの指導などしませんが…)

また、洋画を数多く手掛けている東北新社が学校を立ち上げていますので、
事務所とのつながりがあるのかどうかは分かりませんが、
アニメ声優ではなく、洋画声優を志望するのなら、
選択肢の一つかもしれません。
(注:別にお勧めしているわけではありません。情報として提示しているだけです。
そこに行ったからといって、洋画の声優になれる確率が1%すらあるのかどうか疑問です。
なぜなら、洋画の声優をやれる人数は、アニメ声優の人数と比べると、とんでもなく少ないからです。)


あとは、私の古巣の81プロデュース等は
NHKに強いですから、
NHKの海外ドラマの吹き替えに入り込める確率が、少し高いかもしれません。

とにかく、洋画のアフレコは狭き狭き門です。
なにしろ数が少ないですから。
アニメの番組数と比べると、1/50ぐらい?
もっと少ないかな?
昼間の再放送の映画など、
何十年も前の吹き替えだもんねぇ。┐(´-`)┌

---------------------------------------------------------

2、ナレーター
ナレーターの場合は、
「ナレーター」という職業が市民権を得た(?)のが
つい最近ということもあって、
最初からナレーター志望という人が少なかったことと、
ある程度の実力がないと、出来ない
という2つの理由によって、
今現在は、声優のルートほどはっきりしたものがありません。

○アニメ声優が途中でナレーションにシフトする
○劇団俳優がナレーションを本業とする
○DJが、英語を交えたナレーションを本業とする
○お笑いやタレントが、兼業する

といった感じが、現在現役の中では一番多いかな。

意外かもしれませんが、
局のアナウンサーがフリーになってナレーターを本業にする
という人は、意外に少ないと思います。
アナウンサーからナレーターに転身出来る人は、
男性だと、スポーツアナなどの経験のある人や
落研などに所属していたことのあるような元々芝居感覚のある人。
女性だと、地方局出身の声の低いタイプのアナウンサー。

この辺が、比較的ナレーターに転身出来ている層だと思います。

もっとも、アナウンサーで顔が売れていれば、
フリーになっても
顔出しのお仕事のほうをメインにすることが多いでしょうから
ナレーターという、似て非なる仕事に、
何も苦労してシフトする必要は感じないのでしょう。

この他では、ミュージシャンから転向した人、
ディレクターから転向した人など、近い現場から移動してくる人もいます。

なお、
「ナレーション科」を謳っている専門学校が増えてきましたが、
これらは、アナウンサー系の学校が多いように思います。
(教える人がアナウンサー出身者のところね。)

正直、アナウンサー系の学校に行って
そこからナレーターになろうというのは、あまりお勧めしません。
ナレーターとアナウンサーというのは、似て非なるもので、
アナウンサーからナレーターになれる人は、
もともと芝居のセンスのあるごく限られた人…

だと思うからです。

告知に近いナレーションや企業VPナレーションなら出来ても、
番組ナレーションのような芝居心が必要なものは
一度「告知読み」の癖がついてしまった人には、 矯正が難しいのです。

最近は、私のようにナレーター自身がナレーションを教えるところも出始めています。
ナレーション教室と銘打っている所に入る場合は、
教師がアナウンサーなのかナレーターなのか、確認した方がいいと思います。


ですから、番組ナレーターになりたければ、
普通に役者の養成所や声優の養成所で、演技を習ったほうがいい・・・
…と思っていました。

2~3年ほど前までは…。

ただ、最近は、やっぱり
ストレートナレーションの素養は必要かも…と感じるようになってきました。


実は、
声優志望だった人が、途中で挫折し、ナレーターに希望をシフトする人が多いのですが、
そういう人たちは、ナレーションに対して
「まっすぐにきれいに読めばいいんでしょ」という思い込みで、ひどい棒読みになる人や
言葉を立てようとする気持ちが、間違った方向に作用し
気持ちの悪いバタバタした読みになる人がたくさんいるのです。

そんなおかしな読みにはまるぐらいでしたら、
ナレーター志望の人は、告知読みでいいから、
まず、きちんとしたストレートナレーションが読めるようになることが大事では…
と、感じ始めたのです。

もちろん、そこから先のナレーション読みになるには
「芝居センス」か、私の提唱するイントネーション理論を理解できる「音感」の
どちらかが必要になってきます。

そのどちらももっていない人は、
無理せず、アナウンサーになる努力をすればいいのです。
そうすれば、その勉強は無駄にはならないしですしね。

ですから、最初からナレーター志望の人は、
ナレーターが教えているところに通えない場合は、
声優系に行くより、アナウンサーのためのスクールに通う方がいい気がしてきました。
ただし、そこにプラスして、落語などの古典芸能の素養も必須に思います。

もうひとつ。
CMナレーターというのは、
番組ナレーターとはまたちょっと違う部分がありまして、
その人自身の表現力や解釈力より、
クライアントやディレクターの意向の方が
大きなウェイトを占めます。

そして、声の質、「特徴のある声・しゃべりなど」を
より重視する傾向がありますから、
ある意味、新人が入り込みやすい部分でもあります。
30秒足らずの短い時間ですから、
多少下手でも、インパクトがあればいいのですものね。
いや、もちろん、うまいに越したことはないですよ。

ともあれ、CMナレーターは、
「CMナレーター」という仕事が一つ確立しているというより、
声優・役者・ミュージシャン・DJなどの副業
(収入的には主業かもしれませんが)
と、考えた方がいいかもしれません。

ということは、CMナレーターになりたい人は、
まずは、声優・役者・ミュージシャン・DJの
どこかを目指す形で勉強するのがいいでしょう。

*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・

さて、今回具体的な事務所のある養成所については、
あえてあまり書きませんでした。

今の時代、ネットで括ればいくらでも出てきますが、
一般論で言って、ここが一押しというのはもちろんあります。

また、
「ここしか入れるところがないから」という選び方をする人も多いですが、
「なぜそこしか入れるところがないのか?」という冷静な判断も必要です。

とにかく、この情報の嵐の中から、どんな養成所を見つけ出すか…。
競争はそこから始まってますし、
見つけ出す能力も、あなたの実力のうちです。(^-^)

アナウンサーや司会者へのルートは、
長くなりそうなので、また次回に。

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プロフィール



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DJ・タレント・声優・ナレーター・スポーツ実況・司会etc、 声に関するお仕事は、ほとんど何でもやってきました。
2012/12よりフリーになり、主にナレーションのお仕事をしています。


《TV》
【ナレーション】…「お試しか!」 FNSソフト工場出品作品「はじめて代理店」「ご主人、それ間違ってます ! 」 「カラダのキモチ」「サッカースーパーレッスン」 「プロ野球ニュース」 「ミラクル☆シェイプ」 「ぐっともーにんぐ」「ジパング朝6」「就活リサーチ」 「一攫○金!ベガスさま」「ネオハイパーキッズ」他多数
【アフレコ】…「オヨネコぶ~にゃん」「ペットフレンド」「アテネ下町物語」「アドベンチャースポーツ」他多数
《スポーツ》
「夏の高校野球・宮城県大会」「東京六大学野球」「千葉国際駅伝」などの実況 ・「大井競馬中継」「さなえのショウアップナイター・ウオッチング」「めざせ甲子園」(兼ディレクター)、他多数
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《その他》
VP・DVD・ネット番組、銀行ATM等機械の声、執筆、教育活動、エッセイ、編集他…

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Author:篠原 さなえ
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