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06 11
2013

目からうろこの【アクセント】

アクセントを考えよう1-NHKアクセント辞典に物申す?! (笑) 

最初に書いておきますが、
言葉というものは、時の流れとともに変質します。

辞書やアクセント辞典が
毎年のように更新版が出ているのはそのためです。

アクセント辞典などは、特にその傾向は強く
持っていらっしゃる方はわかると思いますが
一つの単語にも、2種類のアクセントを表示している単語もたくさんあります。

そういうものは、
「どちらで言っても間違いはない」というものです。

例えば…よく私が例に出すのは「熊」のアクセントです。

私が学生の頃「く\ま」と言ったら、
声優の大御所の先生に「く/ま」だ !
と怒られました。

でも、まったく納得ができなかったので(笑)
こっそり、アクセント辞典を引くと
「く/ま」と「く\ま」の両方のアクセントが出ていました。

今、渋谷あたりでどちらで言うかアンケートを取ったら
たぶん「く\ま」という人の方が多いと思いますが、
年齢層の高い団体では、きっと「く/ま」で言う方の方が多いと思います。

このようにアクセントは日々変化し、
その音で言う人が増えれば、アクセント辞典にもそれが反映されてきます。

というわけで、今回私が書くことは、
「その変化がすでに始まっているので、NHKのアクセント辞典にも反映してほしい…」
という、提言のようなものです。

*****

先日、『試食会』のアクセントについて、生徒さんから
2009年度版のNHKのアクセント辞典には【し/しょ\くかい】と載っていたのですが
さなえさんの「魅せる声」のつくり方の複合語のルールに当てはめると
【し/しょく\かい】になると思うのですが…?

という質問がきました。
(その後みなさんにアンケートところ、2011年版でも同様の記載でした)

この生徒さんの言う複合語のルールというのは
「魅せる声」のつくり方254ページで説明した、
複合語のルールの中でも特殊ルールに当たる、「3音+2音」の複合語ルールのことです。

ちなみに、
複合語というのは非常に複雑で、
単語の長さによっても変質しますし、
『こうなる傾向がある』というアバウトなルールはありますが、
いつも必ずそうなるわけではありません。

ですから、「魅せる声」のつくり方に書いたのは、
『かなりの確率でこうなることが多い』というルールですので
複合語はすべてこうなる絶対的なルール…と思い込むのは止めてください。

そのうえで「3音+2音」の複合語ルールをざっくりと説明すると
2つの単語で作る複合語の、最初の単語が3音、後ろの単語が2音の場合は
かなりの確率で
「○/○○\●●」というように、
前の単語の一番最後の音が「アクセントの核」になる
というものです。
アクセントの核が判らないという方は、目からうろこのアクセントをお読みください。

このルールに当てはめると「し/しょく\かい」になるので、
NHKのアクセント辞典に書いてあったことと違う !
と、生徒さんは混乱したわけです。

さて、この「ししょくかい」の「く」は
無声化の「く」だということにお気付きでしようか?
判らないという方はこちら→無声化-1(基本のルール)

無声化になる「く」は、「各国」・「水族館」・「四角形」など、
無声化が究極まで進んで、促音化=「っ」になることが、よくあります。

つまり場合によっては、
試食会も、「ししょっかい」と言うこともあるわけです。

この、促音の小さい「っ」には、ちょっとした癖があります。

たとえば、
イ/ンターネ\ットは、アクセント上は小さい「ッ」の前で落ちますが、
実際しゃべる時は、
『ネッ』と一息で2拍分言い、次の「ト」でポンと落としてしゃべるのが普通です。
★詳しくは「魅せる声」のつくり方244ページ

つまり「ししょっかい」と促音化して言う場合は
NHKのアクセント辞典に書いてあるように
「し/しょ\っかい」というアクセントを採用したとしても

私の提案する「3音+2音」の複合語の基本ルール
「し/しょっ\かい」というアクセントを採用しても

しゃべる時はどちらも、
『しょ』と『っ』が一緒になって「しょっ」と一息で2拍分言いますから
「し/しょっ\かい」となるわけです。

ということは、この完全な促音化した「つ」を、
元々の無声化の「く」で言っても同じでいいのではないでしょうか。
ということなんです。

実際、「く」を無声化でいえば、
「く」を下げる音にして言ったとしてもほとんど聞き取れず
「し/しょく\かい」としか聞こえません。

そして「し/しょ\くかい」と「く」で下げようとするより
「し/しょく\かい」と言うつもりでしゃべったほうが、断然言いやすいのです。

ですから、私は「試食会」という言葉の標準語として
「し/しょ\かい」というものを、
ぜひアクセント辞典に載せていただきたいのです。

NHKアクセント辞典担当者様!!
来年度版では、
「試食会」のアクセントには、「し/しょく\かい」をぜひ、採用してください!!

***

まっ、「魅せる声」のつくり方にも、散々書きましたが
ともかく、言葉は生き物なのです。

ある程度のルールはありますが、
時代とともに変化していくのは仕方ありません。

ただ、それも、国民の60~70%以上が容認しないと、
なかなか「正しい音」とは認識してもらえません。

ですから、仲間内だけで通じる言葉が、
日本人全体に認めてもらえる言葉になるかどうかは、
「時の神様に聞いてくれ」ということです。(笑)

三省堂書店のアクセント辞典は、以前
『彼氏』のアクセントを
「か\れし」。ただし、若者の間では「か/れし」と平板で言う

という大英断の記載をして世の中を騒がせたことがありました。

今回の「試食会」については、そんな騒ぎにはならず、
みんな、『まあそうとも言うね』と納得してくれるものだと思います♪

あっ、納得して下さった方は、ぜひ、
「いいね ! 」やリツィートなどで、拡散してください。
来年度のNHKアクセント辞典に「し/しょく\かい」が載ったら、
みんなでお祝いしよう♪ (笑)

追記
三省堂のアクセント辞典を持っている人からの報告で、
三省堂は、かなり私の意見に近い表記だったようです。

NHKアクセント辞典担当者の方、ぜひぜひご検討を!!

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