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02 24
2012

☆アニメ声優になるには

アニメ声優のオーディション-「入所試験以外のもの」

アニメ声優の「オーディション」解説、第2弾です。

前回は、
声優オーディションと呼ばれるものの中の
1、養成所・専門学校入所のためのオーディション=入学試験
について説明しました。

レッスン歴のない一般の方が受けることができる
アニメ声優オーディションと言われるものの、ほとんどすべてが、
この『入所試験』です。

では今回は、残りの
2、受かれば養成所費用免除の特典等がつく特待生オーディション
3、声優活動も出来るアイドル発掘オーディション
4、声優事務所への所属オーディション
5、TVアニメのキャストオーディション
を解説します。

ただし、これら4つのうち、一般人が受けられるのは上の2つだけで、
4と5は、受けることすらできません。

まず、そのことをちゃんと理解したうえで、読み進めてください。

理解できていない人は、
アニメ声優の「オーディション」とは?と、
アニメ声優のオーディション-「どの養成機関を選ぶか」
をお読みになってから、以下を読み進めてください。

*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫

2、受かれば養成所費用免除の特典等がつく特待生オーディション

これが、レッスン歴がない一般人が参加できる中で
一番、チャンスらしいチャンスといえるでしょう。
注:特待生とは、基本、レッスン料がすべて無料になるような生徒のことです。
入学金免除程度のものは、単なる生徒集めのための割引…という可能性大ですからあまり意味はありません。


●このタイプで有名なのは、
81プロデュースの新人オーディションです。
(81は、エイベックスと協力したアニソン・ヴォーカルオーディションもやっています。
それは、3の「声優活動も出来るアイドル発掘オーディション」なのですが、
81単独のこの新人オーディションも、今やアイドル発掘型と大差なくなっています。)


●「声優アワード」の中でも、新人発掘オーディションと言うのがあります。
「スター誕生方式」で、優秀な人に、参加した事務所が獲得に名乗りを上げる
というものです。
こちらも今や、アイドルオーディションに近いものがあります。
となるとこの二つは「声優活動も出来るアイドル発掘オーディション」に分類した方がいいかもしれませんね。ただ、アイドル系と違うのはどちらも、男性も受かる可能性があることです。

なお、ほかにも特待生をとっている養成所もありますが、
そのほとんどは、専門学校生の卒業時オーディションで、
「事務所に入れるレベルにはまだないが、多少の見込みはあるかも」
という子たちを特待生として取るのがほとんどです。

まったく何の経験もない一般の応募者から特待生を採用する
事務所付属の養成所は少ないですが、
シグマや大沢事務所が、ときどきオーディションを開催しているので
自信があればチャレンジしてみればいいでしょう。
(もしまったく未経験で受かるような人がいたのなら、その人はかなりの素質の持ち主でしょう)

もう一つは、少し回り道になりますが、
●専門学校の特待生オーディションです。

こちらは、
卒業実績を上げるために、優秀な人材を囲い込みするシステムです。
卒業生が有名声優になってくれれば、
その人に憧れる人たちが、また大量に入学してくれますから、
いわば、宣伝広告費の代わりです。

多少の回り道にはなりますが、タダで勉強させてもらえるうえに、
卒業時の事務所オーディションで
どこかの事務所の準所属になれる可能性は、一般入所者より高いでしょう。
(それだけ基礎能力があるわけですからね。)
ですから、お金が全くない人は、
『無料特待生オーディションがある専門学校を探す』
というのは、手だと思います。
注:「どこかの事務所の準所属になれる可能性は、一般入所者より高い」
というのは、ひいきされているとかの問題ではなく、それだけ元々持っている資質が高いということです。
学ぶことは、みんな平等です。


3、声優活動も出来るアイドル発掘オーディション

こちらも、まったくの未経験者でも一応、受ける事は出来ますが、
実際受かっている人を見ると、
歌やダンス、芝居などを子供のころからやっていて
地元で、ちょっとしたタレント活動をしていた人。
もしくは、まったくの未経験者でも、
特別光っている人(スタイル抜群だったり、歌がうまかったり)
が選ばれると思ってまず間違いありません。

ですから、まったくの未経験者にとっては、高き高き壁だと思います。

というわけで、こちらは声優オーディションというより、
アイドルオーディションだと思ってください。
実際、男の子が受かったという話は聞いたことがありませんしね。
(今後絶対出ないとは言わないですよ。声優ジャニーズみたいな時代が来るかもしれません-笑)

なお、声優事務所としては、このようなアイドル型の子は
単なるアニメ声優と比べ、一気にお金を稼いでくれるドル箱なので、
レッスンも無料で行ったりと、色々手をかけてくれます。

ただ、「アニメ声優」をやりたかったのに、アイドル的なお仕事ばかり
と不満に思うという可能性は若干あるかもしれませんね。

「アニソン・ヴォーカルオーディション」(エイベックス&81プロデュース主催)
「ミュージックレインスーパー声優オーディション」
「ホリプロタレントスカウトキャラバン」など
募集は不定期の場合がほとんど。

*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫

ここまでが、レッスン未経験の一般人でも受けられる
「声優オーディション」のすべてです。
残りの二つは、一般人には開放していないオーディションです。

なぜ開放していないかは、
アニメ声優の「オーディション」とは?で書いたとおりです。

多少、例外的な部分もあるので、
「素人でも受けてチャンスをつかめる」
と勘違いする人が後を絶たないのですが、
アニメ声優の「オーディション」とは?を読んでいただければ、
勘違いだということをちゃんと分かってもらえると思います。


4、声優事務所への所属オーディション

これは、基本的には
付属養成所などに通っている生徒たちが受けることができるものです。

もちろん、各専門学校の卒業時などに
事務所の所属オーディションを開催するところは多数あります。
しかし、実はそのほとんどが、その事務所の養成所に合格するだけです。
良くて、入学金免除とか、月謝免除の特待生になれるぐらいです。

事務所にダイレクトに準所属(ジュニア)にしてもらえる人は、
本当に限られた、特別なオーラがある人だけです。
ですから、基本は、付属養成所の人が受かるものと思っておきましょう。
とにかく、
レッスン歴が全くないような一般の人は、
事務所所属のオーディションを受けることなどできません。


注:養成所を持っていない事務所がまれにボイスサンプルオーディションをやっていたりしますが、
そういうものは普通、ナレーターを探すオーディションです。
しかし、まともな事務所のボイスサンプルオーディションというのは、フリーのプロも参加している可能性大です。
ですから、よほど素晴らしい声質だったり、素晴らしい読みの技量があるのでない限り、
素人が到底受かるものではありません。


では、ネットなどで見かける
【未経験者でも応募可能、声優事務所・所属オーディション】
とは、なんなのでしょうか?

正直、アニメ声優をネットで募集して
「正規所属」の可能性を謳っているような事務所に対して、
私は『?』を掲げざるえません。

何度も書いているように、声だけの芝居は、
表情などでカバーできませんから、
顔出しのタレント・役者より、初心者のハードルははるかに高いのです。

それを何の経験もない、声もまともに出ていないような…
いや、「声が出ていないことすら気が付いていない」ような素人を
まともな事務所が所属させるとは思えないのです。

ですから、ネットなどで、
「事務所所属の声優募集」などと書いてあっても、
良くて「見込みがありますから養成所に通ってください」
といわれるぐらいだと思っています。

でも、実際、お金を払って養成所に行くのなら、
パッケージアニメ番組を持っているような
大手の事務所が運営している養成所に行った方がいいに決まっていますよね?

とにかく「ネットで応募して声優になろう ! 」
なんて考えは、
「そんなものでアニメ声優になれるなら誰も苦労はしない !」
と、言うしかないのです。


5、TVアニメのキャストオーディション

これは、事務所に所属しているプロの声優が受けることが出来るものです。
(声優としての実績があり、現フリーという声優も可。
ただし、声をかけてもらえた場合…です。)

素人はもちろん、養成所や専門学校に通っている人も、受けることはできません
(養成所に通っている間にデビューさせるようなところは、いわゆるアイドル売りです。
ですからスポンサーを納得させるぐらいのルックスやアイドル的歌唱力があれば、ありかもです。)


なお、専門学校が、自分のところで制作しているアニメに生徒を出して
『デビュー実績』としているところはわりとあります。
でも、そんなものに出た程度では、はっきり言ってデビューとは言いません。

たしかに、学校の番組に出られた生徒のうちの、0名~2名ぐらいは、
専門学校の卒業時の事務所オーディションに合格するかもしれません。
でもそれは、学校の番組に出演したことを「実績」としてみたわけではなく、
出演した生徒の中に、優秀な人がいたと言うだけの話です。

学校の作品に出ただけで、消えていく人の方が圧倒的に多いのですから
「勉強している最中にデビュー出来ているかどうか」を
学校選びの判断材料にするというのは、
本気で声優を目指している人がすることではない気がします。

*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫*≫

はい、お疲れ様でした。
「声優オーディション」とは何か、ご理解いただけましたか?

もちろん、時代は変わっていますから、
これが、10年後もまったく同じ状況ではないかもしれません。
しかし、少なくとも、2012年の今現在は、こんな状況だということです。

それにしても今回は全体にちと辛口すぎました。

後輩からも
「オーディションについてのブログ、ずいぶんガツンと書いてたので、
見てて痛くなっちゃいましたよ(笑)。真実って痛いな~と(笑)。」

というメールをもらってしまいました。(;^_^A
ほんとだよね、ごめんね。

でもアニメ声優は、ほんとに時間との戦いだというのは、
現実として今ここにあります。

ほんの10年ちょっと前は、それでもまだ
『年齢が行ってから始めたのに成功した』人の話を時々は聞きました。
でも、最近は、とんと聞かなくなっています。

やはり、女性の場合は23歳まで、男性でも28歳になる前に、
プロとしての最低レベルの能力が付いていなければ、ほぼアウト !
と覚悟しなくては挑めない業界に確実になっているのです。

今は、時間をかけてじっくり能力をつけていくというタイプの人には
アニメ声優は向いていないお仕事、となってしまったのですね。

ただ、男性の場合は、大手の商業劇団に入り、
劇団内で、ある程度の地位まで行けば、
30代半ば過ぎでもアニメ声優として花開く可能性はあります。
(実際、そのルートで成功した親友がいます。)

女性の場合は、同じ劇団ルートでも、
25歳を超えた時点で、アニメ声優はほぼ絶望です。
洋画の声優なら、可能性はわずかですが残っている…
という感じでしょうか。
厳しいねぇ。

さて、アニメ声優に関することは、もうだいたい書ききったので
今度は、ナレーターのお仕事について、じっくり書いてみたいと思います。

それまで、また気長にお待ちください。(笑)

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DJ・タレント・声優・ナレーター・スポーツ実況・司会etc、 声に関するお仕事は、ほとんど何でもやってきました。
2012/12よりフリーになり、主にナレーションのお仕事をしています。


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【ナレーション】…「お試しか!」 FNSソフト工場出品作品「はじめて代理店」「ご主人、それ間違ってます ! 」 「カラダのキモチ」「サッカースーパーレッスン」 「プロ野球ニュース」 「ミラクル☆シェイプ」 「ぐっともーにんぐ」「ジパング朝6」「就活リサーチ」 「一攫○金!ベガスさま」「ネオハイパーキッズ」他多数
【アフレコ】…「オヨネコぶ~にゃん」「ペットフレンド」「アテネ下町物語」「アドベンチャースポーツ」他多数
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「夏の高校野球・宮城県大会」「東京六大学野球」「千葉国際駅伝」などの実況 ・「大井競馬中継」「さなえのショウアップナイター・ウオッチング」「めざせ甲子園」(兼ディレクター)、他多数
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